CompaT 20

クイズジャパン様と共同開発しました、高畠さん監修の互換機「CompaT 20」がベータリリースされる運びとなりました。

今まで色々と機材を作ってきましたが、互換機&監修がある(自分が勝手につくるわけじゃーない)というのは初めての体験でもあり、正直、とーーっても苦労しました。途中、何度も諦めよーと思いました・・・・が、良い物ができました。

そもそも、半年ほど前。ひょんな事からクイズジャパン様とコンタクトを取ることになり、当時改造しようと思っていたSSJ-002(20人押し)の小型化と12V高畠機の互換機の話が一緒になって、開発をしてみようという事になりまして、高畠さんを紹介して頂き、高畠機の内部構造、注意すべき所、盛り込むべき機能など色々とアドバイスを頂きました。具現化には、色々と苦労もありましたが、ちょと頑張りました。

当初、私の頭の中では、単純に既存の5Vに12Vのアタッチメントをつける様な事を考えていたのですが、要望をくみ取る中で高畠機の互換というスタンスが決まり、高畠機に比較的近い機能&オリジナルの機能をどう盛り込むかで、色々と紆余曲折がありました。

12Vは明るいランプを光らせることができるのが最大にして最高の利点です。少し大きな会場だと5Vランプでは、どんなに頑張っても光量不足は否めません。意外とこの「暗い」というのは大きな問題でもあるのです。

オリジナルな部分での最大の特徴は「ブーピロ音」(アナログなベルとブザー音)を、任意の長さで止められる所です。正解、不正解をワンプッシュ鳴らし切りで作っていたのですが、高畠さんの機材ではこれを任意の長さで止められ、これで「演出」をつけているとの事でして、なるべくならこれを再現したいと。普通にやったら音がブチ切れになるのです。ここはプログラムで上手いことアイデアが実現できましたので、アナログなベルが本当に鳴っている様な仕掛けを作ることができました。

そいと、12Vにしたことで、色々な安全策を講じる必要がありまして。5Vの時には意図しなかった事象が色々と出てきてしまいました。これを狭い筐体(せっかくだからコンパクト化したかったのです)にどう収めるか。また量産化のためにどうシンプルにするかを試行錯誤しまして、時間がかかってしまいました。

結果的には、ほぼ共通の仕組みを5V機材(SSJ-020)でも使用することができ、制作の省力化をすることができました。本当に色々と勉強になりました。

また、端末(小型)も、12Vになるのでランプ部分は新たに部品を探し、今までにない「目玉型」のランプを採用しました。
※今までのSSJシリーズとの互換はありませんのでご注意ください。

端末につきましては、すでに高畠さんの機械を持っている方も想定し、別売とさせていただいております。大型ランプも、私が作ることも準備中ですので、お客様の要望に合わせて制作致します。

それほどたくさん売れるものでもない・・・と思っているので(笑)、同じものを細々とできるだけ長く扱いたいと思ってます。

早押し機はサークルや学校で使用されることが多いので、5年とか8年とかの時間が経っても、入手しやすい部品&互換性がある部品、シンプルに部品交換が容易な設計を採用しました。これは他の機材と同じ。私でない誰かが中を開けても、容易に修理ができる様になっています。

一応「ベータテスト」になっているのは、生産数が見えないので。

初期ロットではありますので、未だエラーが出る可能性は捨てきれません。その際に多数台が出ていると大騒ぎになるので、生産調整をする意味合いで「テスト」になっています。もちろん、不具合があれば誠意対応いたしますので、ご安心くださいね。

CompaT 20は、クイズジャパン様の独占販売となっていますので、私からの直販はいたしません。購入については、クイズジャパン様にご連絡の程お願い致します。

CompaT 20 よろしくお願い致します。

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