押しボタンの品不足

昨今の事情に伴い、押しボタン(端末側)で使われるオムロンのVAQシリーズが入手困難になっています。このブログでは。

  • オムロンのVAQがよくつかわれる理由
  • なぜ私がこれを使うのか
  • VAQ以外の選択肢、代替品

について記載いたします。

オムロンのVAQシリーズがよくつかわれる理由

OMRON VAQシリーズ

入手しやすいから

圧倒的理由はこれです。ネット上でも取り寄せでも、どこでも買えることは大切です。

トップの部品交換が簡単

上部の指がかかる部分は差し込み式(VAQ-4B-K)、あるいはネジこみ式(VAQ-4R-L)になっていて、簡単にトップ部品が交換できます。色も6色あります。

耐久性

機構部300万回の耐久性能があります。

代替品の方が安価なのですが、主に以上の点から早押し機にはよく使われていると思われます。

なぜ私がこれを使うのか

SSJ シリーズ押しボタン

私の早押し機も主にこのボタンを使用します。最大の理由は修理しやすいからです。

ユーザーの方は予期せぬ使用をします。連打はもちろんですが、斜めに力がかかる押し方や指以外で圧力をかけたりもします。一番壊れやすいのはトップの部品は交換しやすく、入手しやすいのも大切です。

壊れることを前提に制作しているので、これ以外の選択が難しいのです。

VAQ以外の選択肢、代替品

オムロンのVAQシリーズ以外に、同形状の押しボタンで実用的な製品は少ないです。

オムロン A2Aシリーズ

OMRON A2A

オムロンの押しボタンの別製品です。上部の形状は同一で互換性があります。

  • 機構がマイクロスイッチ(マウスのボタンと同じ)を直接たたくので、タッチがとても軽い
  • また耐久性は機構部20万回と若干劣ります

安価なので、価格を抑えたい仕様の場合には、これを使うこともあります。

TKシリーズ押しボタン

NKKスイッチズ SB-221 N/O

NKKスイッチズ SB-221 N/O

NKKスイッチズ(旧日本開閉器)のスイッチは、歴史が古く、本家ウルトラクイズのウルトラハットの押しボタンにも使われていたものです。古めの早押し機では使われている場合があります。

上部の寸法はオムロン製と殆ど変わりがありませんが、互換性はありません。

  • 押した際に「ぐにゃっ」とした感覚があり、遊びがあるので、半押しをするテクニックが使われます
  • 頑丈そうな印象をうけるため、連打可能と誤解されますが、耐久性はOMRON VAQの方が高いです
  • 上部のボタンは交換可能ですが、他の色は入手困難

価格はオムロン製品よりも安価。入手もしやすいのでオムロンの代替品としては良いと思います。N/C (ノーマルクローズ)とN/O(ノーマルオープン)がありますので、間違えない様にしてください。

またNKK製品は、同形状でイロイロな機構のスイッチを販売していますので、ためしてみるのも面白いかと思います。

まとめ

2021年12月現在、OMRONのVAQシリーズの出荷予定は3月になっています。

部品不足は仕方ないことなので、代替品を使うか、出荷まで待つか。難しい選択ですが我慢です。

メーカーの発表は都度変わることも多いので、こまめにネットをチェックして出荷を待ちたいと思います。

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