大型キノコボタンについて、まとめました。
テレビでおなじみの大型キノコ押しボタンスイッチは、今でも人気があります。
残念ながら廃盤でして
現物はこうなっています。右の旧タイプは素材はおそらくベークライト。これに真鍮製のインサートを叩き込んであります。新タイプは外からかぶせる形でM16の標準ピッチ。素材はABSかな、ネジ部はそのままABSが成型されてます。質感はかなり違います。
新タイプでも本体のお値段は1000円以上しますから、今回はOMRON VAQ(フツーの小型ボタン)にかぶせられるような形と、新タイプにねじ込みできる形の2種類をモデリングしてみます。もちろん強度とか使い勝手とかは無視。あくまで「そう見える」ものを。
ネジ穴の3D作図は本来ならとても難しい。でもFusion360は、パラメータ指定するだけで簡単に作図でOK。ただ、「モデル化」にチェックを付けないと、単なる穴として出力されてしまうので注意です。
私は3Dプリンタを持っていないので、DMMに製作依頼します。実はこれを依頼したのは今から2年以上前。今ほど普及している時ではなかったのです。
https://make.dmm.com/print/
小型押しボタンにかぶせてみました。なんともバカバカしい(笑)
ちゃんとテーパー穴にしているので、しっくり、きっちり入ります。抜け防止をしなくても抜けません。
とはいえ、相手は小型ボタンですから、斜め方向に押したり、強い力で押したりすれば、OMRONのスイッチが簡単に壊れてしまいます。筐体の加工を工夫したり、ゴムやスポンジでサポートするなどの力を逃がす対策は必須でしょう。
心得た上で使うには、ビジュアルインパクトは絶大です。お金ができたら、IDEC版もプリントアウトして、入れてみようと思っています。
というわけで、DMM 3D上からプリントアウト(購入)できる様にしておきました。
DMM経由ですと、やっぱり高いですが、仕方ないです。
https://make.dmm.com/item/1037711/ (OMRON 版)
https://make.dmm.com/item/ (IDEC 版)
更なる研究を致します。